突然始まった五十肩。48歳理学療法士がやり抜いた克服法とは
「夜眠れない」「トイレでパンツの上げ下げが辛い・・・」そんな日々が、突然やってきました。今ではほぼ完治し、痛みもなく日常生活を送れるようになりましたが、そこに至るまでの道のりをお話ししたいと思います。五十肩の経験は、更年期のカラダと向き合うきっかけになりました。
症状が出てから病院に行くまでの5ヶ月間
最初に左肩に違和感を感じたのが2024年6月。その時はヨガインストラクターになるための講座を受講しており、毎日ハードな練習を重ねていました。元々カラダが硬い私は講師のアドバイス通りにアーサナ(ヨガのポーズ)をとることが難しく、元来の真面目な性格が発動して毎日コツコツ練習を重ねればできるようになる!と信じて疑いませんでした。なので肩の違和感についても「練習のしすぎだろう」くらいに軽く考えていました。
9月になったある日、その違和感が痛みに変化しました。トイレに行ってパンツの上げ下げをするのも痛い、ヨガウェアを脱ぎ着するのも痛い、夜中に痛みで何度も目が覚めて眠れない。この時やっと五十肩だと気付きました。まさか自分が五十肩になるなんて思いもよらず・・・それでも私の中で病院に行く選択肢はなかった。長年理学療法士として働く中でリハビリをやっても良くならないと体感していたからです。なぜなら肩だけにアプローチしても所詮それは対症療法に過ぎず、根本的な解決にはなっていないから。現在の医療保険制度の中ではサポート体制が整っておらず結局は患者自身の自主トレ頼みになってしまう。続かないから結局は回復に時間がかかる(かかりすぎる!)そうこうしているうちに反対の肩も痛くなってしまったり、腰痛が出たりと全身の不調を招いてしまう場面を多々みてきて、実際に自分がそれらを全て体験してきたからでした。私は病院に行かずに知り合いのピラティスの先生のところに行くことを即決し、すぐにアポをとって新幹線に乗って会いに行くことに。
ピラティスの先生から聞いた意外な事実
なぜ更年期に五十肩になりやすいの?
診察で驚いたのは、姿勢と五十肩の深い関係性。特に胸椎(背骨の胸の骨)の柔軟性が低下しているために五十肩が起きていることを知りました。ピラティスの先生からは「まずは胸椎の動きをしっかり出していきましょう!」と教えていただき早速その日からレッスンが始まりました。
実践した3つの改善方法
ピラティスの先生による治療
- 姿勢改善トレーニング
- インナーマッスル強化
- 日常生活の行動管理
- 姿勢改善トレーニング
背骨の動きを滑らかに出すためのトレーニングを中心に実施。自宅でも毎朝15〜20分間継続して行いました - インナーマッスル強化
インナーユニットと呼ばれる(腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋)を鍛える - 日常生活の行動管理
朝一番にインナーユニットの筋トレを行いスイッチオンにした状態で1日過ごすことを意識。
肩のストレッチ・筋トレだけではなく、常にコアを意識する。デスクワーク時は30分おきに姿勢をリセット。これができなかったので思い切ってスタンディングで仕事をするスタイルに環境チェンジ!そうすることで常にコアに意識を向けて過ごすことができるように。スマートフォンの使用時の頭の位置も考えてスタンドを利用し、肩や腰への負担軽減を図りました。意識することも大切ですが、環境を変えることが手っ取り早く効果が高い方法ですのでオススメです!
予想外の変化が!全身の不調が改善
五十肩の治療が、姿勢改善&更年期症状の改善にも
肩の治療を始めて2ヶ月が経った頃、嬉しい変化が。肩の痛みは軽くなったり痛みが出たりを繰り返していましたが、これまで感じていた不調が徐々に改善されてきました。
- 首こり・肩こりの軽減
- 疲れにくいカラダに
- イライラの減少
肩の痛みが限界!!メンタルボロボロに・・・
結局は病院に行くことに
肩の痛みが出始めて5ヶ月が経った頃、夜も眠れないほどの激痛に襲われ泣く泣く病院でサイレントマニピュレーションを受けました。医師が私の症状を診て「めずらしいケースだね」とびっくり!ちなみにサイレントマニピュレーションとは肩の関節包を徒手的に破る施術です。医療行為ですので必ずご自身でしっかりと調べた上で施術を受けるかどうかの判断してくださいね(決して勧めているわけではありません)。その後は夜の痛みに泣かされることなく過ごせています。夜眠れることがこんなに幸せだなんて、次の日の朝は嬉しくて泣いてしまいました。本当に睡眠は大切です!!!!全ての土台は健康ですから。しっかり睡眠が取れるようになると体力とメンタルが回復してきて、自主トレにも熱が入りカラダの変化も加速しました。施術後3ヶ月経った時に肩の痛みが少し出てきて再発の恐怖に怯えていましたが、諦めることなく毎日自主トレを続け、ボディメイクのレッスンを受けることで肩の痛みが徐々に改善されてきました。
発見!更年期は”カラダのメンテナンス時期”
なぜ今がカラダケアのベストタイミングなのか
五十肩の治療を通じて気づいたのは、更年期が単なる「辛い時期」ではないということ。むしろ、これからの人生を健やかに過ごすための”点検時期”だったのです。
今、始めるべき3つのこと
- カラダの声に耳を傾ける
些細な違和感も見逃さず、早めの対処を心がけましょう。
私は思いついたら即行動するタイプです!それが良くも悪くもあるのですが、今回は痛みに変わった瞬間に即行動できて姿勢改善に取り組めたのが結果的に短期間での改善に繋がったと確信しています! - 予防的なケアを始める
定期的なストレッチや筋トレで、カラダのメンテナンスを。 - 専門家に相談する
整形外科医、理学療法士、栄養士など、必要に応じて専門家の意見を聞くことが大切!自己判断は危険です。
SNSの情報に惑わされない!!(←ここめっちゃ重要!!!)
姿勢を変えると人生が変わる!
「年齢のせいだから仕方ない」「どうせ治らない」。そう思い込んでいた時期もありました。でも、適切なケアと向き合い方次第で、カラダは必ず応えてくれます。
五十肩の経験は、私にとって大きな転機となりました。更年期という人生の転換期に、カラダのメンテナンスをしっかりと行うことで、その後の人生の質が大きく変わってくるのです。
まとめ:更年期を前向きに捉えるために
五十肩の克服は、決して簡単な道のりではありませんでした。でも、この経験を通じて、更年期が「カラダの総点検時期」だと気づくことができました。そして突然目の前にやってきたカラダの不調やトラブル!そんな時も冷静に判断・対処できる能力を身につけることができたのも大きいと思ってます。
毎日の小さな積み重ねが、確実にカラダを変えていきます。更年期だからこそ、丁寧にカラダと向き合い、より健やかな未来への投資をする。それが結局は人生の質を上げていくことにつながる。今は五十肩になったことに感謝してます。じゃなければこうやって姿勢改善に取り組むこともなく猫背のまま何となくの不調を抱えたままの人生になっていたから。そして70歳くらいになってもっと重篤な病気や不調になっていたと思います。そしたらもう取り返しがつかない!!!こうやって私の辛い経験をみなさんにシェアすることによって健康の大切さ、ありがたさ、情報に振り回されない判断能力や知識をしっかり身につけて残りの人生を自分らしく軽やかに過ごせる人が1人でも増えて欲しいと切に願っています。
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