皆さん、滝行ってご存知ですか?
ヨガを始めてから、ヨガ哲学を学び、滝行にも興味を持つようになりました。
滝行の目的:精神鍛錬、禊(みそぎ)などがあるといわれています。
今回、幸運にも滝行を行う機会を得ることが出来ましたのでその時の様子などをお伝えしたいと思います。
私が滝行をお願いしたのはこちらの「足柄修験の会」さんで、神奈川県南足柄市の「夕日の滝」で滝行を行いました。
前日から同じく南足柄市にある「金剛寺」の宿坊に宿泊し、坐禅をしたりして自分自身と向き合う時間を大切にして過ごしました。
到着すると、更衣室で柔道着に着替えます。柔道着に着替えたら滝まで10分弱の道のりを歩きます。
まだこの時点では自分が滝行をするという実感がまだ湧かず、どこか他人事みたいに考えていました。
いざ、夕日の滝を目の前にするとすごい迫力で圧倒されます!この日は前日からの雨で川の水が増水しており、絶好の滝行日和とのことでした。滝行を始める前の儀式を行い、いざ入水です。この日の水温は10度、だいぶ水温が上がっているとはいえまだまだ冷たいです。
竹の杖を持ち、滝つぼに入水します。みんなで「エイ!エイ!」と掛け声を掛けながら入っていきます。
増水しているせいで水が腰から胸位の深さまで達する所もありましたが、女性指導員の方が親切に誘導して下さいます。
また一緒に行ったメンバーと手をつないだりして、励ましあいながら滝に近づいていきます。
滝に近づくと、すごい水しぶきで息が全く出来なくて溺れているみたいになり、目も開けていられません。
今まで経験したことのない感覚で一瞬「死」を意識しました。それ位その日の水量は凄かった!!
滝に背を向けて一歩づつ後ずさりして滝に近づいていきます。勢いの強い所に行こうとするのですが、身体がいうことを聞かずその場から動けません。
体の余計な力を抜いて滝と一体化しようと呼吸に意識を向けようと努力しましたが、すぐに滝の方へ引き戻されてしまいます。
一回目の滝行が終わり、希望者は2回目を行えるのですが、私は一回で終了しました。
もう顔は真っ白で体中の震えがとまらず、何とかヨボヨボと更衣室まで歩いて帰りました。
更衣室の休憩所に暖かい飲み物が準備してあり、ホットココアを飲もうとしたのですが指先に力が入らずに開けられず
他の方に開けて頂きました。その方も指先が震えていました。私も全身ガタガタ震わせながら温かいココアを頂き、濡れて重くなった柔道着を脱ぐと少し落ち着いて、ストーブにあたり身体を温めると徐々に回復。
一緒に参加した女性メンバーとお互いを称えあいながら、「貴重な体験ができて良かった~」と今日の振り返りをしました。
仲間がいると本当に心強かったです。ありがとうございました!
<今回の滝行で学んだこと>
・やればできる。やってみないと分からない。
・苦しい時は無理をしない。自分自身と対話して自分で決める。
・流れに逆らわない。身を任せ流されてみることも大切。余分な力を抜く。
・人と会う。自分と価値観の合う人と一緒に過ごす。
・疲れたら自然の中に身を置く。広い視野でちっぽけな自分を見てみる。
・家族からの愛。滝行前に「ママ死なないでね~」と応援してくれた。夫がこっそり見に来てくれていた。
「足るを知る」もう全て持っているんだな~と思った一日でした。
供養台を購入し、お香を焚いたり、ロウソクを灯したりして夜の時間を過ごすのがお気に入りです。
朝晩、手を合わせて当たり前のように元気に過ごせることに感謝をしています。
本日も最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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