ここ数年「グルテンフリー」や「グルテンフリーダイエット」などが健康法として取りあげられることが増えてきました。
グルテンフリーとは、グルテンを摂取しない食生活のことです。そして、グルテンとは小麦に含まれるタンパク質の一種です。
実際にデトックス食の一週間はグルテンフリーにしていますが、小麦を抜くというとかなり大変です。
身の回りにある、ありとあらゆる食品に小麦が含まれています。パン、うどん、パスタ、ケーキ、餃子、スイーツ全般。
デトックスを開始した当初は、食べられるもの無いじゃん…と絶望したのを覚えています(大袈裟ですが)。
では、なぜそこまでしてグルテンフリーを取り入れるのか?グルテンフリーについてご説明したいと思います、
グルテンの正体とは?
小麦粉の中には2種類のタンパク質、グリアジンとグルテニンが含まれています。ここに水を加えてこねるとグルテンという変性したタンパク質が誕生します。あのパンや麺のもちもち感がグルテンなのです。
ところが、最新の医学的な研究からグルテン摂取が私たちの体に様々な悪影響を与えていることが分かったのです。例えば、皮膚疾患や消化器官の不調、ストレスや不眠症など、現代社会で生きる私たちが抱える体の不調とグルテン摂取との関係が指摘されています。
最初は病気の改善が目的
グルテン過敏症やセリアック病をご存知ですか?これらは小麦粉の過剰摂取によって、小麦アレルギーやグルテンに反応する病気です。これらの病気の方々向けの食事療法としてグルテンフリーが行われていたのです。
まずは2週間続けてみよう
小麦粉を食べない生活なんて無理!と思われている方も多いと思います。私も最初はそう思っていました。しかし、和食中心の生活だと意外と楽にグルテンフリーが行えるのです。しかも、小麦粉の代わりに米粉などを使用することで、小麦使用と遜色ない食生活を送れたりします。それでは、次からグルテンフリーの効果についてご説明します。
美肌効果
小麦粉を含む食品や料理を食べると一般的に血糖値が急上昇すると言われています。この血糖値を抑える役目をするのが、インスリン。ところが高い血糖値を抑えるために、通常以上のインスリンが分泌されてしまいます。これら大量のインスリンが皮脂を刺激してニキビや吹き出物の原因になることがあります。また、小麦食品にはもともと砂糖や脂が多く含まれることも肌荒れを起こす原因とも言われています。グルテンフリーを始めると比較的早く実感する人が多いとされる効果です。
ダイエット効果
インスリンが大量に分泌されると中性脂肪を貯めやすくなり、これが肥満やメタボリックの原因になります。
またグルテン自体に中毒性があります。グルテンフリーをすると食欲を抑えることにつながり、自然とダイエット効果が期待できます。
アンチエイジング効果
老化の原因は様々ですが、体内の酵素が変化した「活性酸素」もその一つです。体内の細胞を酸化させ、様々な病気や老化を引き起こすと言われています。またタンパク質と糖がくっついて起こる「糖化」もシワやたるみといった老化現象の元になります。
グルテンがこの「活性酸素」と「糖化」を促進させてしまう役割を果たしていることが分かってきました。活性酸素が増えると疲れやすい体になります。グルテンフリーにすると、体に悪影響となる活性酸素を少なくし、糖の過剰摂取を防ぎ、疲れにくくアンチエイジングの心強い味方です。
集中力アップ効果
血糖値を上げようとする時に分泌されるのが、アドレナリンやコルチゾールといったホルモンです。
「アドレナリンが出た」は良い意味で使う場合がありますが、そもそもアドレナリンは神経を興奮させる働きがあり、イライラの原因にもなります。コルチゾールも免疫機能を低下させるなど、むしろ負の側面も多いホルモンなのです。
グルテンフリー生活を続けていることで、心と体の状態が安定し、集中力アップに繋がっていきます。
「安定した精神状態」を保てることはとても大切なことです。
まとめ
様々なメリットがあると言われているグルテンフリーなのですが、もし興味があれば普段の食事の中からちょっと意識してグルテンを抜いてみてはいかがでしょうか?
私の場合は、デトックス食の期間は家族と別の食事になりがちなので面倒だったのですが、最近は慣れてきて家族も巻き込んで気付かれないように家族の食事もデトックス食を取り入れたりしています。
デトックス食の期間中〜その後は体調が良く、眠りが深くなっているのを感じます(最近は五十肩の痛みで夜中に目覚めてしまいますが)。そしてメンタルも安定し、イライラすることが減ってきました。
私たちの体は食べたもので出来ています。歳を重ねてきて、自分のココロとカラダにもっと手をかけてあげる必要があると痛感しています。それだけ今まで自分のココロとカラダを無視して酷使して使ってきた結果だと反省しています。
食事を食べるときに「これを食べるとカラダが喜ぶかな?」と考えながら食べると、さらに美味しく感じるし、自分を慈しんでいる感じがして好きです。
大切な家族や友達との時間も楽しみたいので、完全にグルテンフリーとはいかないですが、自分でコントロールできる食事に関しては出来るだけグルテンフリーでやっていきたいと思います。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました!
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