とっても尊敬できる方との出会いがあり、9月から毎月ピラティスレッスンを受講するため大阪に通っています。
健康に対する考え方に共感できて、今までの身体の悩みなどに対しての説明も腑に落ちて、まさに腹落ちするという感覚を持ったのが初めての経験でした。恥ずかしながら理学療法士として20年近く働いてきても、自分の身体のことが全く分かっていなかったんだなと衝撃を受けました。それからもっと自分の体を大切にしたい!長持ちする体づくりをしたいと考え、レッスンを受けるようになりました。
五十肩になりまして・・・
通い始めて程なくして五十肩になり、痛みが日常生活に影響を及ぼしてきました。
実は6月くらいから左肩の違和感を感じていたのですが、別に気に留めることもなく過ごし、9月くらいから「ちょっと痛い?」みたいな感じになり、10月になり夜間痛が出てきたのです。
今まで理学療法士として五十肩の治療もやったことがありましたが原因不明、加齢に伴うものという思い込みがあったので、「五十肩になっても仕方のないことだ、しょうがない」と諦めていました。ところが、ピラティスの先生に相談したところ、「直しましょう!すぐに来て下さい」と仰ってくださってすぐに向かいました。
私の場合は胸郭の動きが著しく低下していて、その代償として頸椎と腰椎に過剰な負荷がかかっている状態でした。
現在の身体の状態を詳しく説明して下さり、自分ではそこまでとは思っておらず、この五十肩の痛みは出るべくして出たものだと痛感しました。胸郭の動きを出す運動を指導して頂き、そこから毎日自主トレでコツコツ続けてきました。
痛くても不安がない
もちろん効果はすぐに現れるわけではないので、12月時点でも左肩の痛みはありますし、夜間も痛みで何度も起きることがあります。でも全く不安がありません。
何故かというと、現在の自分の身体の状態を評価し、把握できている。(←現在地が明らかである)
どのような運動をして改善していけば良いかが明確になっている(←目的地が明確)
この2つが明確であるから痛みがあっても不安がないのです。
だって現状がしっかり把握できていて、やるべきことも明らかで、良くなるためにはそれをやるかやらないかだけ。
やらなければ改善されないし、やれば良くなる、どちらも自分が選んでやるだけ。ただ、簡単なようでとっても難しいですよね。
ただ運動すれば良いわけじゃない!!
私も経験がありますが、現代は様々な情報に溢れています。YouTubeやインスタなど開けば健康情報や様々なエクササイズ・・・
でもどれが自分に適しているのか分かってやっていますか?
私は「あ、これ自分でも出来そうだからやってみよう」みたいな感じで適当な運動をしていたこともありました。
ヨガでも難しいポーズにチャレンジして逆に痛めてしまったりなどなど、挙げるとキリがありません。
自分の身体の状態が分かっていないのに闇雲に動かすと意図せず悪い方向に向かってしまうことがあるということです。
ただ運動すれば良いわけではないのです。
その人一人一人に合った運動療法があり、運動負荷があります。それを教えてくれるのが専門家なのです。
ただ、残念なことにその専門家もピンキリで正しく評価できない人も多いのが現状で、間違った運動を指導されるとますます悪化しまうという事態にもなりかねません。
医療業界では誤用・過用症候群とも言われています。
まずは自分のからだを正しく知る
そのためには何はともあれ、現在の自分の身体の状態がどのような状況なのかを正しく知ることから始まります。
自分ではじぶんの身体のクセは気付かない。客観的に正しく評価してもらう必要があります。
長年のクセで身体は結構歪んでいたり、捻れていたり様々です。
まずは自分の身体のクセを知り、そこを少しづつ変えていく作業が必要になります。
脳や身体は楽をしたがりなので、すぐに癖づいた身体に戻ろうとします。そこを丁寧に意識して今までとは違う過ごし方をする必要があるのです。これが地味にとっても大変な作業で、今でも悪戦苦闘しています。
私の場合パソコン作業が多いので気付くとすぐに猫背になって骨盤が後継しているので、適宜修正しながらやってます!
私の場合の運動療法
私は元来なで肩で、結構肩が下がっていました。本来は腕の重みを支えるように肩や背中の筋肉が働いているのですが、私の場合は肩周りの筋肉がおサボりしていて腕の重みを支えられず下制している状態でした。
重心位置も前方へ偏位していたのですが、レッスン後は中心に戻っています。
そんな私に有効は運動療法は、まずは何といっても胸郭の動きが低下しまくっているので、それを第一課題として取り組む必要があります。胸郭の動きの低下により、首や腰にもかなりの負担を強いている状態なので急を要します。
胸郭が下がっていることにより本来の肩関節の位置がずれてしまい、肩の痛みが生じているので、並行して肩甲骨や背中周囲の筋トレも行う必要があります。本来の正しい位置に戻してあげることが大切なのです。
何歳からでも諦めない!諦める必要はありません。私が身をもって感じていることです。
今までは加齢だからしょうがないと諦めていました。でも自分の身体を正しく知り、正しい方法で鍛えていけば必ず身体は応えてくれます。
次回はインナーマッスルを鍛える呼吸法についてご紹介したいと思いますので、お楽しみに〜
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