みなさん、こんにちは!突然ですが、お身体痛いところはありませんか?
私は昨年10月から左肩の痛みが出現し、五十肩だろうと思いトレーニングを続けてきました。
具体的には胸郭(胸周り)の動きが著しく低下していたので、動きの改善を図る運動や筋トレを毎日20分間。
しかし、痛みは良くなるどころか徐々に悪化していきました。
私の場合は左肩を外旋(外に捻る動き)が制限されており、トイレの後にズボンを上げる、上着を脱ぐ時などに悶絶していました。
そして、夜も眠れないほどの痛みに襲われ、何度も起きては痛みにのたうち回り、朝にはげっそり・・・
五十肩とは
五十肩とは正式には「肩関節周囲炎」という病名があります。特にきっかけもなく痛みが生じ、徐々に肩の可動域が制限され、夜間痛も出るなどの症状が出たりするのです。肩関節の関節包に炎症が起き、縮んでしまったことによりこれらの症状が出てくるのですが、加齢などによるものと言われています。もちろん加齢によるものかもしれませんが、やはり長年の良くない姿勢やインナーマッスルの衰えからくるものだと考えています。ピラティスを始めて、自分の身体のアライメントの崩れを嫌というほど見せつけられたので、そいういう長年のつもり積もってきたものが痛みとして現れたのだと思います。
従来の治療法
レントゲンを撮り、関節の状態を確認し痛み止めを飲み、リハビリをするというのが従来の治療です。
理学療法士として五十肩のリハビリをやったこともありますが、みなさん何年も治療に通われ制限のある生活を続けられていました。でも何年かすると自然に回復されるケースがほとんどなので、それまで誤魔化しながらリハビリしていたとも考えられます。本当にそれでいいのか?と疑問に感じていました。
なので、私は対症療法ではまた再発してしまう!原因となる部位の可動域改善や筋力強化をしなければ意味がないと考えていたので、ピラティスの先生と相談しながら胸郭周りのトレーニングを続けていました。
痛みが出る前の段階だったらとても有効的な方法だったと思います。ただ、私の場合は痛みが出てからトレーニングを開始し、しかも胸郭の動きや筋力が著しく低下していた状態だったので改善のペースが悪化のペースに追いつかなかったのだと考えています。夜も眠れなくなり、昼間のパフォーマンスが低下、メンタルにももちろん影響が出ていたので病院を受診し、マニピュレーションを受けることを決めました。
サイレント・マニピュレーションとは?
「サイレント・マニピュレーション」とは肩に麻酔を打ち、炎症が起き縮んでしまった関節包を破り、関節の動きを劇的に改善するという治療法です。ただし、この治療をどこでも受けられるわけではないので事前に調べておく必要があります。幸いにも近くに実施している病院があったのでそちらを受診してきました。
実際の治療の流れについて説明したいと思います。
ブロック注射(頸部への麻酔)
まずは診察し、可動域などを確認しました。私の場合は肩関節の可動域がそこまで低下していなかったので珍しいと言われました。
五十肩の場合は腕を上に上げる動作が障害されるとが多いですが、私の場合は問題なく出来たので。
ただ、夜間痛がひどくて眠れなくて本当に辛いことを強く説明すると、神経ブロック注射を打ってみて様子を見てみようということになりました。
エコーを見ながら頸部の神経に麻酔を打ちます。痛みは結構ありましたが、これで良くなると思えばむしろ嬉しい痛みでした。
麻酔が効くまでに15分くらいかかるので、それまで待合室で待機しました。
徐々に左腕がジンジンと痺れてきて重だるい感じになってきました。15分経つと痺れが強く感覚がなくなってきて再び診察室に案内されました。
肩関節を動かす
診察台に横になると先生が左肩を色々な方向へ動かします。感覚がないので本当にお人形さんの腕みたいな感じです。
今まで絶対に動かなかった方向まで肩が動かされているのを見て、「ま、マジで〜」と驚きを隠せませんでした。
肩を動かしている時に「ミシッ」という関節包が破れるような音がしていました。特に外旋位で制限が出ていたので、先生が入念に動かしてくださりました。最後に関節内に注射をして終わりです。
「これでだいぶ楽になるよ」と言われた時は本当に嬉しくて、顔がほころんでしまいました。
リハビリテーション
施術後は腕に全く力が入らず脱力している状態なので、三角巾を巻いてもらいます。
先生から「リハビリどうする?」と言われたので「自分でやります!」と答えると「ちゃんとやってよ!」と言われました。
通常はその後リハビリを行い、アフターケアをしっかりする必要があります。
麻酔が切れたら、右手(良い方の腕)で介助しながら、左手を上げ下げする運動をするように言われ終了です。
次回は2週間後に関節注射を打ちにくるように告げられました。
費用
マニピュレーションの費用は保険適用で7000円ちょっと。それ以外に痛み止めの薬代(7日分)だけでした。
感想としては「こんなに安くてありがとうございます!」の一言に尽きます。これであの苦しみから解放されるなら激安価格です。
帰宅
三角巾を巻くと途端に病人感出ますよね(笑)片手だけだと本当に何をするにも大変です!お会計の時にお財布からお金出せずに事務員さんに手伝ってもらいました。水筒飲みたくても蓋が回せないので飲めずに喉カラカラで地味に辛かったです。こんな時に電子マネーって本当に便利だなと実感しました。素晴らしい!!
もちろん車などの運転はできないので、電車などを使ってくださいね。
電車の中で改めて自分の腕に触ってみました。強い痺れがあり、全く感覚がありません(脱失)。
脳梗塞などで片麻痺を呈した方のリハビリを思い出しました。「腕が痺れて触られてるのが分からない」と。
その状態を初めて知ることが出来ました。麻痺側の手を忘れて起き上がって、腕が変な方向に巻き込まれたりしているのを注意する側でした。でも今日何度も自分がそれと同じことをやってました。だって自分の腕という感覚がないんですから当然と言えば当然です。三角巾って腕を保護するためにも必要なんだなと実感しました。
その後
帰宅すると息子が色々お手伝いしてくれました。麻酔が効いていて腕が思うように動かず、何もできないのでとりあえずお昼寝することにしました。1時間爆睡!!!久しぶりに気持ちよく眠れて、起きた時に感動しました。久しぶりの熟睡感!!!
起きると左腕が少し動くようになっていたので(鈍麻くらい)三角巾を外し、こうやって記事を書くことができています。
今後の経過についてもこのブログで報告したいと思いますので、良かったら時々覗きにきて下さると嬉しいです。
夕飯は息子がパスタを作ってくれました。本当に優しい♡
この今のまま、そのままがいちばん幸せ
こうやって過ごせていることに、「当たり前」に感謝します
最後までご覧くださりありがとうございました。
コメント